TWS 誹謗中傷のSNS悪質投稿で事務所が法的措置に

TWS

TWS(トゥアス)は、2024年1月22日にPLEDISエンターテインメントからSEVENTEENの弟分としてデビューした6人組ボーイズグループです。

2025年7月2日には、「はじめまして」で日本デビューを果たしました。

そのデビュー曲「はじめまして」は、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得しました。

また、Billboard JAPAN の 「Top Singles Sales」 および 「JAPAN Hot 100」チャートでも1位を獲得。日本レコード協会からは、ゴールドディスク認定を受けています。

日本デビュー後すぐに、日本全国6都市13公演を回る『2025 TWS TOUR ’24/7:WITH:US’ IN JAPAN』ツアーが実施されました。

今回のツアーでは、その多くが中ホール規模(2,000〜3,000人規模)が中心でしたが、6都市13公演のツアーほとんどの公演が完売でした。

中には、限定ビュー席(スピーカー、機材、照明機材、ステージ構造物などで視界が遮られるなど)を追加した公演もありました。

日本1stシングル「はじめまして」がは、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得し、また、合算シングルランキングでも1位を獲得しています。

海外アーティストとして、今年度最高の初週売上を記録したという発表もあり、新人アイドルとしては好スタートを切ったと言えます。

そんなTWSのメンバーに対して、今回SNS上の投稿で、悪質な誹謗中傷などの投稿が急激に増え深刻な状況だと所属事務所のPLEDISエンターテインメントが発表しました。

この記事では、今回のTWSのメンバーに対しての誹謗中傷問題について解説していきます。

TWSメンバーへの誹謗中傷とは何が起きたのか?

TWSの所属事務所、PLEDISエンターテインメントは、TWSのメンバーに対して、SNS上の投稿で、悪質な誹謗中傷や名誉毀損、侮辱するような内容の投稿が急激に増えていて、深刻な状況だと発表しました。

そして、PLEDISエンターテインメントは、Weverseをはじめとする、国内コミュニティから海外のSNSまでを調査し、特定のメンバーに対して侮辱的な内容の表現や悪質投稿を繰り返しているアカウントに、アーティストの名誉や人格権の侵害する場合は、判例や法令上も違法となる可能性があることを強調しました。

PLEDISエンターテインメントは、TWSメンバーの人権や利益の保護の為、時間がかかっても、最後まで責任を持って証拠収集や手続きを行い、民事訴訟を含む法的対応を進めているとのことも合わせて発表しました。

また、日頃のファンへの感謝を伝えながらも、こうした行為を防ぐためにファンからの情報提供なども呼びかけています。

TWSメンバーへの誹謗中傷の具体的な内容とは?

各報道を見ても、「どのメンバーに」「どんな内容で」「いつから」などの具体的な投稿内容そのものまでは、公に報道されていない部分が多く、不明な点も多いです。

ただ、TWSメンバーの名誉毀損にあたるような虚偽の内容や、誤解を招く可能性のある内容、特定のメンバーの人格を攻撃するような投稿が複数あるとだけを事務所側は伝えています。

TWSメンバーへの誹謗中傷で事務所の具体的な動き

対象となっているSNSサイトは、X(旧Twitter) が主な場として挙げられています。

また、韓国国内のオンラインコミュニティサイト(TheQoo、DC Inside、Instiz、Naver、Daum、Nate、Ilgan Best、FM Korea など)も含まれているようです。

さらに、海外の裁判所に対する情報開示請求など、身元を特定するための手続きも進めているとのことです。

TWSメンバーへの誹謗中傷で、なぜ具体的な投稿内容が公表できないのか

TWSメンバーに対する、具体的な誹謗中傷の投稿内容が公表できない理由としては、投稿者の個人情報や投稿のスクリーンショット等が必要で、それらが以下の理由で法的に公開できないケースが多いようです。

  1. 証拠収集中
    PLEDISエンターテインメント側が、現在、今後の訴訟準備の為に証拠を集めている段階で、具体的内容を公開できる/しなければならない局面が来るかもしれないから。

  2. 報道範囲の制限
    多くの記事・声明で「誹謗中傷があった」という事実を報じているものの、どのような言葉が使われたかなど、被害者・加害者双方共に、法的・倫理的配慮が必要で、詳細を伏せている可能性があります。

K-POPアイドルで、これまでに誹謗中傷で告訴に至ったことがある例

1. BTS(防弾少年団)

  • 所属事務所 HYBE(旧 BigHit Entertainment) が、2016年頃から悪質な書き込みや虚偽事実の拡散に対して継続的に告訴。

  • 2019年には無寛容の原則(ゼロトレランス)で虚偽事実を拡散した人物を刑事告発し、すでに複数の加害者が罰金刑などを受けたと公表しました。

※無寛容の原則(ゼロトレランス)→いかなる違反も許さず、僅かな違反行為であっても情状を酌量せず厳密に罰則を適用する方式

2. TWICE

  • 所属事務所 JYPエンターテインメント が、メンバーに対する悪質な誹謗中傷や性的な噂の流布に対して複数回告訴。

  • 特に日本人メンバー(サナ、ミナ、モモ)を含め、国籍に関する差別的な誹謗があり、事務所が「強硬に対応」と発表したことがあります。

3. aespa

  • 2022年、所属事務所 SMエンターテインメント が「メンバーに対する虚偽事実、性的嫌がらせ、悪意的な書き込み」を告訴。

  • 加害者は侮辱罪で罰金刑を受けたと報道されています。

4. IU(ソロ歌手)

  • ソロアーティストですが、非常に多くの誹謗中傷を受けてきたため、所属事務所が数度にわたり刑事告訴。

  • 名誉毀損や侮辱罪で「略式起訴→罰金刑」が出た事例があります。

※略式起訴→軽微な犯罪に対して正式な裁判を開かず、書面審査だけで罰金または科料を科す簡略化された手続

5. Apink

  • 2017年、メンバーに対して殺害予告をした人物を警察が逮捕。

  • これに関連して、オンライン上での誹謗中傷も捜査対象となりました。

これまでにも、K-POPアイドルの誹謗中傷は繰り返し問題化していて、事務所は「告訴・厳罰対応」が一般的です。

そして、実際に加害者が罰金刑などの処罰を受けた例も多数あります。ただし実名報道は少なく、罰金額などの処罰の詳細は部分的にしか公表されません。

TWSの今後の活動はどうなるのか?

TWSの今後の活動に関しては通常通り継続中です。告訴発表後も活動予定の発表が出ていて、「告訴を受けて活動を大幅に変更や停止する」というようなアナウンスはされていません。

TWSの今後の活動としては、日本での各種メディア出演やテレビ番組出演、雑誌への起用なども予定されています。

また、ファッションブランドWEGO の「2025AUTUMN & WINTER」シーズンのビジュアルモデルに起用されていて、TWSのオリジナルアイテムなどの展開もあり、順調に日本での活動が予定されています

そして、日本1stシングル「はじめまして」が プラチナ認定を獲得しました。

先日の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025」への出演や、10月の新アルバムリリースについて報じられている記事もあります。

過去にK-POPアイドルへの誹謗中傷で告訴になった例は多数あり、今回のTWSの件も、基本的に「悪質な投稿者を法的に追及する」措置なのでしょう。

告訴という手段を用いることで、TWSメンバーへの誹謗中傷を抑止しつつ、TWSが今後の活動に集中できる環境を整える意図が事務所側にあるようですね。

ですから、TWSの今後の活動に特に何らかの影響や制限が出るものではないようなので、ファンとしては安心です。

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