韓国の13人組男性アイドルグループSEVENTEEN(セブンティーン)は、HYBE傘下のPLEDISエンターテインメントから2015年5月26日にデビューしました。
SEVENTEENのグループとしてのパフォーマンスの完成度が高く、現在までに日本やアメリカ、ヨーロッパなど世界中で多くのファンを獲得し、魅了しています。
SEVENTEENは、楽曲の作詞・作曲、そして振り付けやパフォーマンス構成に至るまで、グループのメンバー全員が中心となって制作を行う「自主制作アイドル」のスタイルを取っていて、この独特のスタイルが、SEVENTEENの人気の大きな魅力の一つと言えます。
また、SEVENTEENは、グループ全体でのパフォーマンスと、「ヒップホップチーム」「ボーカルチーム」「パフォーマンスチーム」という3つのユニットでのパフョーマンス披露します。
そして、メンバーは、それぞれの得意分野に分かれ、高いレベルのパフォーマンスを生み出しています。
SEVENTEENのメンバーであるスングァンは、ボーカルチームに所属し、高い歌唱力と明るい性格で、SEVENTEENのメンバーとしては欠かせない存在感を放っています。
そのスングァンが、韓ドラ「星がウワサするから」のOSTに登場し、美しい歌声で視聴者の感動を誘いました。
この記事では、そんなSEVENTEENのスングァンについてや、これまでスングァンが参加したOSTについて、深堀り解説していきます。
- SEVENTEEN スングァンのプロフィールは?
- SEVENTEENのスングァンがSEVENTEENに入った経緯は?
- スングァンの「SEVENTEEN TV」での姿
- スングァンのOSTと起用されたドラマ一覧
- ① Kind of Love – Mother OST Part 5(2018)
- ② Go – Record of Youth OST Part 1(2020)
- ③ The Reason(이유) – Lovestruck in the City OST Part 6(2021)
- ④ Pit a Pat – Link: Eat, Love, Kill OST Part 4(2022)
- ⑤ The Moment You Arrive – Tell Me That You Love Me OST(2023)
- ⑥ Somewhere in This Universe – When the Stars Gossip OST(2025)
- SEVENTEEN特別ユニット BSS(ブソクスン)のスングァンは?
- SEVENTEEN特別ユニット BSS(ブソクスン)活動の広がり
- SEVENTEEN スングァンの今後の活動への期待
SEVENTEEN スングァンのプロフィールは?
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本名:ブ・スングァン(부승관 / Boo Seungkwan)
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生年月日:1998年1月16日
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出身地:韓国 済州島
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血液型:B型
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身長:174cm前後
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ポジション:メインボーカル
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チーム:ボーカルチーム
SEVENTEEN スングァンの特徴と魅力は?
圧倒的な歌唱力
SEVENTEENのスングァンは、SEVENTEENのメインボーカルとして、圧倒的な歌唱力と安定感のある高音域、そして歌に込める感情表現が魅力と言われています。
バラードからポップ、パワフルなダンス曲まで幅広く歌いこなせます。その歌唱力から、他のアーティストのカバーやOSTでも注目されることが多いです。
バラエティへの露出が多い
SEVENTEENのスングァンは、明るくユーモアに溢れていて、グループのムードメーカー的存在でもあります。
SEVENTEENのライブ、YouTubeのコンテンツなどでのトーク力やリアクションが抜群で、バラエティ番組への出演が多く見られます。そんな姿から、カラット(SEVENTEENのファン名)からは、「セブチの芸人枠」とも呼ばれるほどです。
性格や人柄が高評価
SEVENTEENのスングァンは、面倒見がよくメンバー思いです。ファンに対しても、真心を込めた言葉をよく伝えることで知られています。
そして、感受性が豊かで涙もろい一面もあり、そういった部分も、スングァンがカラットに愛されている理由でもあります。
SEVENTEENのスングァンがSEVENTEENに入った経緯は?
スングァンは済州島出身で、小さい頃から歌がとても得意でした。中学生のとき、学校の行事や歌の大会などに出て歌っていた動画がきっかけで、現在の所属事務所PLEDISエンターテインメントの関係者の目に留まります。
その動画は、スングァンが「Big Mama」や「Brown Eyed Soul」などのバラードを感情豊かに歌っている姿でした。
PLEDISエンターテインメントの関係者は、その動画を見てすぐにスングァンに連絡を取ったそうです。
SEVENTEENのスングァン練習生となりソウルへ移住
スングァンは、事務所から連絡が来た時、まだ済州島に住んでいたので家族も悩みました。
でも、「歌を本気でやりたい!」というスングァンの気持ちを尊重し、中学3年生の時に練習生として単身でソウルに移住しました。
SEVENTEENとしてのデビューへ
スングァンは、PLEDISエンターテインメントの練習生となってからは、ボーカル力をさらに伸ばしていきました。そして、持ち前の明るい性格で事務所内でも人気者になります。
また、2013年から始まった練習生公開プロジェクト「SEVENTEEN TV」に出演。2015年5月、約3年の練習生生活を経てSEVENTEENのメインボーカルとしてデビューしました。
スングァン 練習生時代のエピソード
スングァンは、練習生になった当初からボーカル力が他のメンバーより突出していて、事務所でも注目されていました。
しかし、スングァンは、「自分の声がすぐに枯れる」「高音が苦しい」などの悩みがあって、発声法を徹底的に改善したとのことです。
毎日夜遅くまでボーカル練習室に残って練習をしていたので、他の練習生から「いつ寝てるの?」と言われるほどでした。
スングァンの「SEVENTEEN TV」での姿
スングァンは、2013年〜放送されていたPLEDISエンターテインメントの練習生公開番組「SEVENTEEN TV」に出演していました。
そこで見せていた明るいリアクションや笑い声、ギャグセンスはファンの間で話題になっていました。
放送開始当時から、スングァンは「バラエティ班」と呼ばれていて、今のキャラクターがすでに出来上がっていたようです。
また、同期で同じボーカルチームのジョンハンやドギョムと一緒に練習することが多く、練習生生活を支え合いながら、歌の相性を高めていきました。
特にドギョムとは、同じ様に明るい性格と高音ボイスで気が合っていて、二人でよく励まし合っていたそうです。
そして、スングァンは授賞式やコンサートの挨拶で、しばしばお母さんへの感謝を口にします。
特に「自分が歌えるのは家族の支えがあったから」と強調する場面が多く、そんな家族想いの部分もファンが感動するポイントになっています。
スングァンのOSTと起用されたドラマ一覧
スングァンは、その歌唱力から、ドラマのOSTに度々起用されています。その代表作品をご紹介します。
① Kind of Love – Mother OST Part 5(2018)
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ドラマ:「Mother」(tvN)
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内容:心を閉ざしていた女性教師が、虐待を受けている少女を守ろうとする心温まるヒューマンドラマ。日本でもリメイク版が放送されました。
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曲の使われ方:主人公の深い愛情と葛藤を表現する切ないシーンで流れ、感情を強調しました。
② Go – Record of Youth OST Part 1(2020)
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ドラマ:「青春の記録」(tvN / Netflix配信)
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内容:モデルから俳優を目指す青年と、夢を追う若者たちの成長と恋を描いた青春ドラマ。
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曲の使われ方:主人公(パク・ボゴム)の挑戦や夢を追う場面で流れ、爽やかで前向きな雰囲気を演出しています。
③ The Reason(이유) – Lovestruck in the City OST Part 6(2021)
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ドラマ:「都会の男女の恋愛法」(KakaoTV / Netflix配信)
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内容:都市で暮らす男女のリアルな恋愛模様をドキュメンタリー風に描いた作品。
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曲の使われ方:主人公たちが恋の理由や気持ちを語る場面で流れていて、物語の切なさを強調しました。
④ Pit a Pat – Link: Eat, Love, Kill OST Part 4(2022)
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ドラマ:「リンク:ふたりのシンパシー」(tvN / Disney+配信)
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内容:男女が心を共有するという不思議な現象を通して展開するロマンス・ファンタジー。
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曲の使われ方:主人公たちの距離が縮まるドキドキする場面で流れ、恋のときめきを表現。
⑤ The Moment You Arrive – Tell Me That You Love Me OST(2023)
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ドラマ:「愛してると言ってくれ」(ENA / 日本原作のリメイク版)
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内容:聴覚障害を持つ画家と女優を夢見る女性の切ない恋愛物語。
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曲の使われ方:二人の出会いや心が触れ合うシーンで流れ、温かい感情を包み込むように響きました。
⑥ Somewhere in This Universe – When the Stars Gossip OST(2025)
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ドラマ:「星たちに聞いてみて」(tvN、主演:イ・ミンホ&コン・ヒョジン)
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内容:宇宙ステーションを舞台にしたロマンスSFドラマ。
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曲の使われ方:宇宙という壮大な舞台での孤独や愛を象徴する場面で流れ、幻想的な雰囲気を演出。
この曲が流れた始めた時は、スングァンが歌っているとは分からず、とても素敵な曲なので、誰が歌っているのかと調べてみるとSEVENTEENのスングァンでした。
スングァンがOSTとして登場したのは、このドラマ3話のエンディングです。ドラマの中で、主人公の2人の切ない感情が高まっていくなか、スングァンの歌声が流れ始めます。
少しハスキーボイスで始まるスングァンの美しい歌声、そして、サビ部分の伸びやかな高音域の歌唱によってドラマにの中にどんどん引き込まれていきます。
ドラマの舞台となった宇宙のイメージにピッタリで、何回も繰り返し聞きたくなる曲です。
SEVENTEEN特別ユニット BSS(ブソクスン)のスングァンは?
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2018年にBSS(ブソクスン)は、SEVENTEENのコンサートでファンを楽しませる「特別ユニット」として誕生しました。
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メンバーは、スングァン、ドギョム(DK)、ホシです。
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グループ名は3人の本名から取っています。
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ブ:ブ・スングァン
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ソク:イ・ソクミン(DKの本名)
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スン:クォン・スニョン(ホシの本名)
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元々、練習生時代から仲良しだった3人は、性格も明るく、お笑いセンスも抜群なことから「この3人でやったら面白い!」という軽いアイデアで結成されました。
ファンの間でも「ギャグ担当トリオ」として人気があり、自然な流れでユニットデビューが決まりました。
BSSのデビュー曲「Just Do It」(2018)
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コンサートで初披露され、その後デジタルシングルとして正式リリースされました。元気でユーモラスなパフォーマンスと、ポジティブな歌詞が特徴です。
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SEVENTEEN本体よりも「もっと自由でふざけられる」スタイルで、BSSの個性を強く打ち出した楽曲です。
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音楽番組には出演しませんでしたが、ファンの間では大ヒットし「次もやってほしい!」という声が大きくなります。
Fighting(feat. Lee Young Ji)(2023)
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5年ぶりにカムバックしたBSS。ヒップホップ色のある耳に残る曲調に、独特のダンスと明るく励ましてくれる歌詞で、「頑張っている人を応援する」というテーマが話題になりました。
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そして、フィーチャリングにラッパー イ・ヨンジ を迎えたことも大きな注目を集めました。
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このFighting(feat. Lee Young Ji)は、韓国の音楽番組で1位を複数獲得し、バラエティやラジオ出演でも大活躍しました。
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SEVENTEENのサブユニットとしては異例の大成功を収めたユニットです。
スングァンが入ったユニットBSSの魅力は?
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エネルギッシュで明るい音楽性と持っていて、SEVENTEEN本体よりも、さらに「楽しい」「笑える」「元気になれる」コンセプト。
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練習生時代から一緒に苦労を乗り越えた仲良しの3人で、気心知れた掛け合いが魅力。
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スングァンのトーク力、DKの明るさ、ホシのユーモアが合わさって「天然×元気×お笑い」な雰囲気を生み出すバラエティ力も魅力。
SEVENTEEN特別ユニット BSS(ブソクスン)活動の広がり
「Fighting」の大ヒット以降、韓国国内だけでなく海外のK-POPファンにもBSSの存在感が強く広がりました。
また、特に日本のファンからは人気が高く、ライブでもBSSステージは「笑顔になれる時間」として定番化されています。
現在はBSSは元気と笑いをくれる存在として、SEVENTEENの中でも特別なポジションを確立しています。
SEVENTEEN スングァンにとってのBSS
SEVENTEENではボーカルチームの要として感動的な歌声を担当するスングァンですが、BSSでは「明るさ・ユーモア・バラエティ性」を前面に出せる場となっています。
ファンからは「スングァンの多才さを一番感じられる場所」とも言われていて、好評を得ています。
BSSは“遊び心”から始まったユニットですが、今やSEVENTEENに欠かせない人気チームに成長しました。
そしてスングァンにとっては「真面目な歌唱力」と「お笑いセンス」の両面を発揮できる大切な活動の場なのです。
SEVENTEEN スングァンの今後の活動への期待
SEVENTEENは毎年コンスタントにアルバムを出しています。スングァンは、その中心メンバーとして歌唱を担っていますので、これからも新曲やワールドツアーでの活動は続いていくでしょう。
また、韓国、日本、アメリカ、アジア各国などでの大規模ワールドツアーはSEVENTEENの恒例です。スングァンは歌だけでなく、MCやトークの場を盛り上げる役割を担当すると思われます。
SEVENTEENメンバーのウジを中心にした楽曲制作に、スングァンもアイデアを出すことが多く、今後は作詞や音楽的な関わりが増える可能性も期待できます。
メンバーのホシが、現在不在の為なので、BSSとしての活動は暫くお休みするのではないでしょうか。
しかし、これまで数多くのドラマOSTに参加してきたので、今後もスングァンの歌声をドラマや映画で聴く機会が増えそうです。
そして、スングァンは「バラエティの申し子」と呼ばれるほどトーク力やユーモアに優れています。
これまで『驚きの土曜日』『文明特急』などにも出演していて、今後もMCやゲストとして活躍する可能性が高いです。
スングァンの明るい性格とユーモアは、グループ活動以外でも強い武器になっています。
更に、その歌唱力の高さから、SEVENTEENメンバーのDK(ドギョム)のようにドラマやミュージカルに挑戦する可能性も考えられます。
現在、SEVENTEENは 『HAPPY BURSTDAY』を引っさげて、2025年12月21日まで、アジア、アメリカを周るワールドツアー中です。
不在メンバーが多くなったSEVENTEENですが、スングァンの持ち前の明るさが、不在メンバーの分までカラットを楽しませてくれると期待したいですね。
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