「ラブライブシリーズ」は、KADOKAWAとバンダイナムコフィルムワークス、Lantis(ランティス)そして、月刊誌「電撃G’smagazine」が共同で展開する、スクールアイドルをテーマにしたメディアミックスプロジェクトです。
TVアニメ、音楽、ゲーム、ライブイベントなど幅広いメディアで展開されていて、国内外に多くのファンを獲得しています。
この記事ではAiScReamのデビューシングル「愛♡スクリ~ム」がK-POPアイドルのSNSで大バスりしていることについて深堀していきます。
ラブライブ!シリーズ School idol projectとは
ラブライズスクールプロジェクトとは、「みんなで叶える物語」をテーマに、女子高校生が学校で活動する”スクールアイドル”を通して夢を叶えて行く姿を描いたプロジェクトです。
アニメ、ゲーム、音楽などオールメディア展開されているメディアミックス作品です。
初代シリーズの主人公は「μ’s(ミューズ)で、ラブライブ!シリーズの現在のブームを作った原点の存在だと言っても過言ではないでしょう。
μ’s(ミューズ)は、音ノ木坂学院のキャラクターを演じた、声優たち9人組の女性声優ユニットの名称です。
メンバーは高坂穂乃果、南ことり、園田海未、星空凛、小泉花楊、西木野真姫、矢澤にこ、東條希、絢瀬絵里(全てキャラ名)
このアニメは2013年第1期がスタートし、2014年に第2期、2015年には劇場化されました。声優ユニットしても、実際にライブ活動をしていました。
代表曲は、「Snow halation」。冬の定番の神ソングとしてファンに愛されています。
またTVアニメの第1期オープニング曲「僕らは今のなかで」や初ライブのきっかけになった「START:DASH!!」アニメ第2期のクライマックスソング「kiRa-KiRa Sensation!」も人気曲です。
2015年にはHNK紅白歌合戦に出場を果たしました。また、東京ドームでのライブを開催。その後μ’s(ミューズ)の活動としては一区切りしています。
ラブライブ!シリーズ第2作、サンシャイン!!
「ラブライズシリーズ」という呼び方は、このシリーズ第2作から展開し始めた頃から使われてきました。しかし、2018年8月よりXや公式アカウント名が「ラブライブ!公式」から「ラブライズ!シリーズ公式」に変更され、「ラブライズ!」になりました。
そして、タイトルロゴに「School idol project」と付記されるようになりました。
サンシャイン!!の主人公のグループ名はAqours(アクア)。静岡県沼津市を舞台にしていて、地域とのコラボも多く展開しました。
ラブライブ!シリーズ第3作、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
第3作となるのが、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です。この作品では、μ’s(ミューズ)やAqours(アクア)とは違う、ソロ活動をするスタイルが特徴の作品でした。
各メンバーが自分の夢や目標に向かって努力する姿を描いていて、視聴者に多くの共感を呼びました。
また、個人の活動を基本にしながら、ユニットとしての協力や友情も描いていて、今までの「ラブライズ!」シリーズとは違う新しい魅力を持っています。
そして、第4作はラブライブ!スーパースター!!です。東京の表参道・原宿・青山の3つの街のはざまに位置する新設校「私立結ヶ丘女子高等学校」が舞台になっています。スクールアイドルのグループ名は「Liella!」(リエラ)です。
この作品では、少人数からスタートすると言う、新しい形を取り入れました。
この作品では、作品中にライバルグループとして「Sunny Passion」(サニーパッション)が登場し、「Liella!」(リエラ)の成長に大きな影響を与えます。
第5作は、ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブです。
この作品では、ファンがスクールアイドルの成長をリアルタイムで見守ったり、ファンのポイントや投票などによって、歌う曲や着る衣装が決まる、新しい形のプロジェクトでした。
まるで、ファンと一緒にスクールアイドルが居るかのように活動し、成長していくスタイルです。
ラブライブシーズの横断ユニットAiScReam(アイスクリーム)「愛♡スクリ~ム」が大バズリ
AiScReam(アイスクリーム)は、「ラブライブ!」シリーズ初の、作品横断ユニットで、Aqoursの黒沢ルビィ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の上原歩夢、Liella!の若菜四季の3人で構成されています。
AiScReamは、2025年1月22日にデビューシングル「愛♡スクリ~ム」をリリースしました。
「愛♡スクリ~ム」は、アイスクリームをテーマにしたポップで可愛らしい楽曲です。
SNSでは、2025年2月に開催されたシリーズ合同ライブ「LoveLive Series Asia Tour 2024」での映像が拡散され、3人が「ルビィちゃーん!」「はーい!」「なにが好き~?」「チョコミントよりもあ・な・た」という、愛らしいセリフの掛け合い部分を真似するチャレンジ動画が続出しました。
「愛♡スクリ~ム」の愛らしい振付やメロディーは、K-POPファンを含む広い層に受け入れられ、ダンスカバーやリアクション動画が多数投稿されています。
そして、その動画を見たK-POPファンやK-POPアイドルが、この楽曲に刺激されたコンテンツ動画をSNSに投稿して、更なる拡大に繋がりました。
ZEROBESEONE、kep1er、NiziU、&TEAM、TWICE、LE SSERAFIMなどの人気アイドル達が続々とYouTubeやTikTokなどSNSに動画を投稿し大バズリしています。
小道具として、イチゴ飴や「クッキー&クリーム」と書かれた箱を使って、可愛いポーズを決めたり、色んなバリエーションでの投稿も目立ちます。
ラブライブシーズの横断ユニットAiScReam(アイスクリーム)「愛♡スクリ~ム」がなぜバズったのか
国境を越えて、K-POPでこのラブライブがバズったのは、推し活文化が共通しているからと言われています。
K-POPもラブライブも「推しを愛して応援する文化」と言うの考えがとても強いです。
そして、日本のアニメは韓国でも大人気で、K-POP好きの多くが、アニメ・キャラコンテンツにも強い傾向にあるようです。
日本アニメを目当てに韓国から来日して、聖地巡礼やアニメイベントに参加する観光客も目立ちます。
韓国のSNSでは、ハングルで「ナニガスキ?」と検索されていたり、2025年4月にはSpotifyの韓国バイラルチャート1位を獲得するなど、その人気は、まだまだとどまる気配を見せません。
実際に、K-POPファンの中には、アニメの声優アイドルも好きな人が多くいて、「ラブライブを見てる」「声優イベントにも行っている」という人達が一定数いるのです。
そして、K-POP界では、「〇〇がバズっているから自分も買ってみた。」と言う流行に乗ったり、参加するという意識が高いのです。
だから、今、ラブライブのフレーズがバズっているから、自分達もネタとして投稿しようという連鎖が生まれるます。
今回のラブライブの「愛♡スクリ~ム」がバスった理由には、K-POP界にはバズる仕組みを良く知っている人が多く、またこの楽曲の魅力やSNSの拡散力が影響したものだと言えるでしょう。
このようにK-POPのアイドルが日本のアニメ文化を真似る事で、お互いに相乗効果が生まれ、更には、日本のアニメが世界的に広がる事はとても嬉しいですね。
ラブライブシーズの横断ユニットAiScReam(アイスクリーム)「愛♡スクリ~ム」のリミックスバージョンも登場!
韓国を含め、現在世界中でトレンドとして急上昇をしている「ラブライズ!」の「愛♡スクリーム」に、ついにリミックス版が登場しました。
そのリミックス版をTikTokで披露しているのが、音楽科のチェ・ジュンソンです。
最近では、このアレンジバーションの方を真似する人が続出していて、K-POPアイドルの投稿も増えています。
男性の声なので、オリジナルより低いトーンで歌う為か、一度口ずさんでしまうと、頭から離れなくなり、繰り返し歌ってしまうようです。
また次なるアレンジバージョンが生まれるかもしれないですね。是非、TikTokでチェ・ジュンソンのアレンジバージョンを聴いてみて下さい。
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