2026年5月、ENHYPENが4度目となるワールドツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ‘BLOOD SAGA’」が、韓国・ソウル公演(KSPO DOME)を皮切りについに幕を開けました。
グループが6人体制となって初めて迎えるワールドツアー。
ソウルでの3日間で約3万2000人を動員し、世界109の国と地域へ配信された今回のステージは、まさに「パフォーマンスキング」としての真価を証明するものでした。
この記事では、「ENHYPEN WORLD TOUR ‘BLOOD SAGA’」のソウルコンの熱狂を振り返りながら、セットリストの詳細や6人体制での変化、そしてNI-KIのパフォーマンス強化について、余すところなく解説していきます。
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」ソウルコンセットリスト
ソウル公演最終日(5月3日)のセットリストは、最新曲と代表曲が絶妙に配置された、非常に密度の高い構成でした。
【セットリスト(2026/05/03 ソウル公演)】
第1部:抑圧からの解放と執念
- Knife(オープニングを飾る強烈な最新曲)
- Daydream
- Outside
- Brought the heat back
- — Ment —
- No Way Back
第2部:甘美な時間と感情の揺れ
- — VCR —
- Big Girls Don’t Cry
- No Doubt
- — Ment —
- Sleep Tight
- Bills
- Moonstruck
- Paranormal
- Blockbuster
- Go Big or Go Home
- Future Perfect (Pass the Mic)
第3部:ヴァンパイアの真髄とクライマックス
- — VCR —
- Stealer(初公開!難易度の高い振り付けとボーカルが光る一曲)
- Drunk-Dazed
- Bite Me
- — Ment —
- Fate
- Criminal Love
第4部:Vampire Now Live 20. Lost Island 21. XO (Only If You Say Yes) 22. Blind 멀어 23. Helium
- — Ment —
- Shout Out(本編ラスト)
アンコール / ダブルアンコール 25. Paranormal 26. Knife 27. GO BIG OR GO HOME(5/3(日)の最終日のみ追加された特別なフィナーレ)
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」の見どころ
「ENHYPEN WORLD TOUR ‘BLOOD SAGA’」は、タイトルが示す通り、今回の公演は「君」と永遠の物語を分かつというヴァンパイアの強い意志が、演出の至る所に散りばめられていました。
1. 映画のようなストーリー性と演出
最大の見どころは、全てのステージが一編のダークファンタジー・ミュージカルのように、全部がパズルのピースのように組み合わさって、一つの大きな『物語』になっている点です。
オープニングから流れるVCR(映像演出)と楽曲が密接に連動し、観客を現実から没入感溢れるダークファンタジーの世界へと一気に引き込みます。
立体的なステージ
コウモリの形をした突出ステージや、暗闇に赤く交差する照明演出が、緊迫感と没入感を高めていました。
観客を巻き込む演出
数十人のダンサーがヴァンパイア追跡隊となり、赤いマントを翻して客席を駆け巡る演出は、会場全体を物語の舞台へと変えていました。
2. 「全瞬間がクライマックス」の熱量
公演は160分間に及び、計27曲が披露されましたが、その構成は「後半にかけて爆発する」スタイルをとっています。
特に後半の「Drunk-Dazed」「Bite Me」「Criminal Love」へと続く流れは圧巻で、観客のアドレナリンを最高潮に引き上げました。
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」6人体制での変化
今回のツアーで最も注目されたのが、7人から6人への体制変更に伴う変化です。
当初は人数の減少による穴を心配する声もありましたが、蓋を開けてみれば、そこには「新体制ENHYPEN」としてのさらなる進化がありました。
フォーメーションの全面再設計
既存の振付が6人に合わせて再構築されたことで、動きに無駄がなくなり、より洗練されたタイトなパフォーマンスへと洗練されています。
個々の存在感の強化
1人あたりのパートやカメラに抜かれる時間が増えたことで、メンバーそれぞれの個性がより際立つようになりました。
結束力の向上
公演の最後にメンバーが「6人でENGENEと一緒に作り上げるコンサートにしたかった」と語った通り、人数が減ったからこそ強まった「チームとしてのまとまり」が、ステージの端々から伝わってきました。
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」NI-KIのパフォーマンスの変化
この新体制において、最も驚異的な進化を見せているのがNI-KIです。
今回の「BLOOD SAGA」では、NI-KIがグループのパフォーマンスの核心を担っていることが明確に示されました。
センターとしての重み
フォーメーションの変化により、NI-KIがセンターで視線を誘導する役割がより強調されています。
NI-KIの圧倒的なダンススキルが、6人体制のバランスを支える柱となっています。
ソロの見せ場と表現力
セトリの中にはNI-KIのソロダンスブレイクが組み込まれ、その実力を存分に発揮する場が用意されています。
また、初公開曲「Stealer」では、激しいダンスをこなしながらも、ファルセットと低音を自由自在に操る安定したボーカル力でも観客を驚かせました。
クリエイティブな関与
NI-KIは自ら企画・演出に参加して、keshiの「LIMBO」のカバー動画を制作するなど、表現者としての深みが増しており、その「演出家としての視点」がステージ全体のクオリティを引き上げています。
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」日本での初4大ドーム公演へ期待できること
2026年12月から来年2月にかけて、待望の日本4大ドームツアーが開催されます。
ソウル公演の成功を受けて、日本公演では以下のような日本ツアーならではの楽しみが期待されます。
- 日本語楽曲の追加: これまでの傾向から、「No Doubt」や「Bite Me」などの日本語バージョンの披露がほぼ確実視されています。
- 人気曲の復活: 日本のENGENEに人気の高い「Polaroid Love」などの楽曲がセトリに加わる可能性も高いです。
- NI-KIの凱旋ステージ: 日本はNI-KIのホームであるため、MCでの活躍はもちろん、日本公演限定の特別なソロ演出なども大いに期待できます。
- ドーム規模の演出: KSPO DOMEでの没入感溢れる演出が、東京・名古屋・福岡・大阪の巨大なドーム空間でどのようにスケールアップされるのか、期待に胸が膨らみます。
ENHYPENワールドツアー「BLOOD SAGA」ソウルコン まとめ
「BLOOD SAGA」ソウル公演は、ENHYPENが6人体制に変化した事を力に変え、過去最高の完成度で再出発を果たしたことを証明する場所でした。
ダークファンタジーという揺るぎないアイデンティティを守りつつ、6人での結束を深め、個々の能力を最大化した彼らのステージは、まさに「全ての瞬間がクライマックス」です。
これから続く世界21都市でのツアーを経て、さらに一回り大きくなったENHYPENが、日本のドームに立つ姿を見るのが楽しみです。
